腰痛・ぎっくり腰(急性腰痛)の原因

腰痛の原因としておもに考えられる2つの要素

まず、腰痛の原因としておもに考えられるのは、下の2つの要素からなります。

1.[骨格的要素]腰椎(ようつい)(=いわゆる腰にある5つの骨)の椎間関節(ついかんかんせつ)(=骨と骨の接続部分)の癒着(ゆちゃく)(=くっついて動きが悪くなっていること)

2.歪みによる筋肉の過緊張や神経の圧迫があげられます。

そのほかにも仙骨(=腰椎の下に接続している逆三角形の骨)や骨盤の接続部分である、腰仙関節(腰椎と仙骨の接続部分)、仙腸関節(せんちょうかんせつ)(仙骨と骨盤(=腸骨という)の接続部分)、の癒着(ゆちゃく)(=くっついて動きが悪くなっていること)や歪みも考えられます。

股関節のゆがみも関係あります。骨盤と数ミリ「離れる」または「埋まる」だけで、違和感は発生します。その調整方法としてAKA博田法を取り入れて調整を行います。

筋肉的要素

また上記の癒着や歪みを引き起こす原因も同時に考える必要があります。 最大の原因はお尻の筋肉が硬くなってしまっていることです。なぜなら、頭部(約5kg)を含む上半身からの加重が骨盤にかかります。一番負荷がかかるので、必然的に、骨盤の筋肉であるお尻が硬くなってしまうのです。そうすると、骨盤を歪ませたり、すぐ上の腰の筋肉を引っ張ってきてしまい、腰痛や重だるさを引き起こします。

そこをほぐさないと、いくら腰の筋肉ばかりをほぐしても、原因が解消されていないので、2,3日もしたら再発したりします。

その他の要素

ほかにも、膝関節・足首の関節・足のアーチ・外反母趾からもきている場合があります。 なぜなら、二足歩行している限り下半身でカラダをささえていますので土台がしっかりする必要があります。

以上のことを考えて施術しないといつまで経っても痛みが引かない、痛みが繰り返してしまう・・ということになります。

急性腰痛(通称ぎっくり腰)

急性腰痛、通称ぎっくり腰は突然なりますが、本人に取って突然なだけで体にとっては急でもなんでもありません。本人が気付かないだけで疲労やコリの蓄積がつもりに積って、ある一線を越えたときに発生するのです。ですから、定期的に再発したりするのは痛くなくなったからといって、その原因を改善していないまま放置しているからです。そこを改善すれば再発はしなくなります。なお、当院で痛い個所に触らないで頭の反射ポイントを使って骨盤・背骨の調整ができますので対応することが可能です。ただし、炎症が引くまでに4,5日はかかるので、痛みが完全に引くのにはタイムラグが生じます。

発症したときは

まずアイシング(冷却)です。1番は、アイスノンを薄いタオルで巻いて患部に当ててください。20分冷やし40分はずす。これを3,4回繰り返してください。なければシップをしてください。これを発症した当日なるべく早く行なうことでこのあとが早く痛みがひきやすくなります。2,3日は炎症が起こっているので痛みは引きません。ですから、そのあいだは「筋肉をほぐすこと」・「ストレッチ」は逆によくありませんので、行なわないでください。
※ただし、歩けないほどの重症の方は炎症が相当ひどいので、2,3日アイシングして少し落ち着いてからいらしてください。

ぎっくり腰お困りの方へ